『天然由来』『植物性』などが『肌に優しい』とならない理由

長年美容師をやっておりますと手荒れはどうしても避けられません。

必然的に日頃から肌に触れるモノのは出来るだけ優しいモノにこだわっておりますので、皆さんの参考になればと思い、今回は洗浄成分についてお伝えしたいと思います。

 

例えば、洗浄成分(界面活性剤)が使われる物として挙げられるのが

  • ボディーシャンプー シャンプー
  • 洗濯洗剤
  • 食器洗剤やバスマジックリンなど
  • マヨネーズやチョコレート

また界面活性剤には、

  • 陰イオン界面活性剤
  • 陽イオン界面活性剤
  • 両性界面活性剤
  • 非イオン界面活性剤

の4種類があります。詳しい記事は⇒ 界面活性剤は4つのグループに分けられます

僕も肌が乾燥しやすく手荒れしやすいのですが、肌の弱い小さなお子様をお持ちの方は『出来るだけ肌に優しい物』をどんな基準で選んでいらっしゃいますか?

実際に使ってみて痒いなどの症状があれば分かりやすいのですが

  • 天然由来
  • 植物系
  • オーガニック
  • 薬用成分

などのパッケージ表記をみて、『何となく良さそう』(^^♪ って選んでませんでしょうか?

しかしながら、これらは『肌に優しい』の判断基準にはならないのです! ( ゚Д゚)

『天然由来』『植物性』などが『肌に優しい』とならない理由

例えば、少し前に安全面で問題視されていた『ラウレス硫酸ナトリウム』と言う『界面活性剤』の場合、石油系からでもヤシ油からでも作ることが出来ます。

実際に、当店でも2年ほど前まで、天然のヤシ油から抽出された『ラウレス硫酸ナトリウム』配合のシャンプーを販売しておりました。(今はどうしてもという方のために隠してあります) (´;ω;`)

もちろん肌トラブルの方には販売できません。(^^)/

何から作られようが『ラウレス硫酸ナトリウム』である事に変わりはありませんので肌への刺激の強さは同じですから、『天然由来』や『植物性』でも完成した『界面活性剤』が刺激の強い物であれば肌荒れのリスクは高くなります。

 

『オーガニック』だから肌に優しいとはならない理由

 

オーガニック製品とは農薬や化学肥料を使っていないという意味で『安心安全』な面はありますが、洗剤やコスメに関しては『オーガニック』だから『肌荒れしにくい』とはならないのです。

何度も言いますが『肌荒れしにくい』はあくまでも使われている『洗浄成分』によって決まってきますので、肌に少しでも良い物をを使いたいとお考えの皆さん『天然由来』・『植物性』・『オーガニック』などの名前で判断するのはとっても危険です。

『同じ界面活性剤でも表示名が違う?』

台所洗剤に使われる『手荒れしやすい界面活性剤』のひとつに『アルキル硫酸エステルナトリウム』と呼ばれる物があるのですが、実はコレ『歯磨き粉』や『洗濯洗剤』にも入っています。

『アルキル硫酸エステルナトリウム』と表記されるモノの正体は化粧品や医薬部外品では先ほどから登場してます『ラウレス硫酸ナトリウム』なのです。

肌の弱い方やお子さんに安全な物を使いたい方は、シャンプー・ボディソープ・洗濯洗剤などを使うときの参考にしてみて下さい。

長くなりましたが、最後までお読み頂きありがとうございました。

 

合わせて読みたいキレイな髪を作るのにシャンプーはとっても大事です

 

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